白髪のおじさんが話しかけてきました。
年代がおおよそ70歳。
「これは何ccですか・・?」
私は1200ccですよ。と答えると、
「このバイクのメーカーはどこですか?」
ハーレーダビッドソンです・・。
そして、え~音やなあ~・・。ちょっといいですか?私家族と来てるんだけど、今買い物してるんで、
ちょっと話がしたい・・。
私は、いいですよ~いくらでも~(笑)
その方は昔ホンダ初期のCBに乗っていたらしく、マフラーがどうのこうの、位置がかっこよかったとか、いろいろ教えてくれました。
陸王だとか、かなり詳しい様で、わたしもいろいろな話が聴けて面白い時間を過ごしました。
昔のホンダcbの話で盛り上がったところ、ある事故の話をしてくれました。
そして、マフラーの下敷きになった足を見せてくれました。
グレーのスラックスをまくり上げたかと思うと、白いソックスを下して、生足をあらわにしました。
右足のふくらはぎ部分が、マフラーの丸い形が想像できるほど、ほぼ半分がえぐれていて、マフラーの熱で焼けただれた跡が生々しく、自分一人で起こせなかった、と言ってました。
重いバイクの下敷きになって、マフラーとアスファルトの間に挟まれた自分の足。
じりじりと、排気管に押し付けられ、どんどん熱を持ってくる足。
私は想像しただけでぞっとしました。
もう、こりごりと思っているかと思いきや、そのおじさんは目をキラキラ輝かせ、私のハーレーを見ながら、
「いい音出してるな~・・」
「ピカピカだな~・・。」
と言いながら、当時の自分と思いを重ねているようでした。
するとピっピーとクラクションが後ろで鳴りました。
ご家族が買い物を終えたようです。
おじさんは、ありがとう、じゃ行くよ、と言って、ワゴン車の運転席に乗り込んで、走り始めました。
私の姿を再度確認すると、大きく手を振ってくれて、バイバイしてくれました。
ああ、オートバイっていいなあ・・・・と思うと同時に、気を付けて走らなければ!と再確認しました。
こんな出会いってハーレーならではですよね。
いつも出かけるたびに思うけど、こういう出会いが、バイクの素晴らしいところ。
見ずしらすでも何かが伝わっていきます(^^)
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2 件のコメント:
こんばんは、
偶然とはいえ、凄い話し聞きましたね。
リアルすぎて、改めて危険な乗り物であることを痛感しますね。
最近、プロテクターの購入も検討してます。何かあった時の備えも大事ですよね。
少し、ファッションの妨げになりますけど
(笑)。
hamaさん、こんにちは~
そうなんですよ~。凄い話で、私もちょっとびっくりしました。
おじさんがなんの躊躇もなく初めて会った私に話してくれたので、
昔のやんちゃだったころのことを思い出して警告してくれたんかなと思いました。
私も寒い時期にバイクに乗るときは、足首までですけどブーツだとか、
上着は皮ジャンのプロテクターつきを着てますけど、この時はラフな格好だったので、なんらかの対策が必要だなと思いましたね~(^^;)。
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