シミュレーション教習から。M教官。
M教官は30代前半のすごく若い教官で、以前1時間だけお世話になりました。
あまり詳しい説明はしないけど、体で覚えるしかないでしょ、というタイプ。
いらないことは一切言わず、目で訴えかけてくるタイプ。
そういえばここの教習所って質実剛健で合理的な教官ばかりで、どんな教習でも、
いやだなあと思ったことは一度もないですね。
いい教習所に巡り合ったもんです。
HONDA HPから画像を拝借しています。 |
一般道を走る想定で、法定に基づいた走行をシミュレーション。
バイクをスタートさせてみると、交差点で右折する車や、横断歩道を渡ろうとする歩行者、救急車が突然後ろからやってきたり、水たまり、停車している車をかわして走行など、普段、自動車を運転して体験していることばかり。
5分ほど走行して反省会。
まず、慣れないバイクの運転に気を取られ、発進時のウィンカーや、道路に出るまえの一時停止場所の間違い(白線の手前だけど、歩行者が通行できるだけのスペースを開けておいての一時停止)などを指摘されました。
交差点では、横断歩道を渡ろうとする歩行者を無視して右折したが、実は一旦停止しないと、免許証15点のうち、2点の減点と9千円の反則金を課せられることを学習。
救急車やパトカーが後ろや前などからやってきた場合は、左に寄せなければいけないけど、交差点などで停止する場合は、交差点の5M手前で停車しなければならないなど、もう25年もまえに教習した普通自動車免許の学科の復習を教えていただきました。
シミュレーション教習はダルイなんて思っていたけれど、初心に帰るには本当に大事な教習だと思ったし、特に高齢者やペーパードライバーを含めて、教習所で教わることは、事故防止にもつながるし、高いお金を払う価値は十分にあります。
一人ひとりの意識が大事ですね。
私も十分反省しまして、教習を受けるたびに帰りの自動車で左右確認や、今まで出さなかったウィンカーを出して注意喚起する様になってしまいました。
この教習の雑談で、M教官は1100ccのBMWのバイクに乗っているとのこと。
信号が黄色になったので急ブレーキで止まろうと減速途中に、後ろの車をバックミラーでひょっと確認したとき、フルブレーキングで斜めに滑りながら後ろの車が迫ってきた!
M教官はやばい!と思い、急ブレーキをあきらめすぐさま右の路肩に回避。
後ろの車は前が空いたのをいいことに、アクセル全開で信号無視で走り去ったそうです。
教官曰く、「よほど急いでいたのでしょうね。でもいくら自分か気を付けていても、周りの状況は刻々と変わります。バイクは車と違って二輪なので危険度が全く違います。周囲の状況を常に感じで走行してください。」
さすがにこの状況は怖いなあと思いました。
ハーレーなんか乗ってゆっくり走っていれば安心なんて大間違い。
バイクは生身の体をさらけ出しているんだからいかに、条件反射が必要かを思い知らされました。
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