今日も仕事が終わって、18:50~20:40まで、2時間の教習です。
もう第二段階中盤を過ぎたので、コース記憶は当たり前の時期に差し掛かっているのですが、
どうもいまいちピンとこないまま、本日の教習です。
今日の教官はこの教習所でも一番バイクが上手とうわさされているK教官。
しゃべりも物腰が柔らかくて、上から目線は一切感じません。
以前2時間ほど教えていただきましたが、優しいのでついつい緊張の糸がほぐれて、
リラックスしてしまい、自分の性格が出た運転をしてしまい、後でやんわりと注意されます。
個性を引き出すのがうまい感じ。その人なりの教え方ができるタイプだと感じます。
教官:「前回の教習ではコースは両方回ったと思いますが覚えています?」
私:「おそらく大丈夫と思います。」
教官:「わかりました。1時間目はAコース、2時間目はBコースといった感じで、
今までの仕上げをしていきましょう。途中、特殊な教習をしますがその時にまた教えます。」
とりあえずはAコースを走ってってください。あとで追従しますので。」
コースを走っていると、すぐに教官が合流。
教官:「私の後についてきてください。」
ついていくと8の字の手前でストップ。
教官:「今からコーナーでの体重移動の練習をします。リーンウィズ、リーンイン、リーンアウトです。
今まで走っていたのはリーンウィズですが、リーンインはスピードを出したコーナーで、あまりバイクの車体を倒さずに済むのでグリップがよくなり、高速でのコーナーに向いています。
逆にリーンアウトは、クランクなどでの狭いコーナーの取り回しに向いています。
これを8の字で体験してみましょう。
私が先に走るので、イン!と言ったらこうやってシートのお尻はそのままで上半身をコーナーのイン側に傾けます。
アウトと言ったら、コーナーの外側に傾けます。わかります?」
私:「はい!」
返事はよかったが、いざ走り始めて、最初のコーナーで教官が「イン!」と叫ぶと同時に、狭いS字内ではギヤは2ndに入っていて割とスピードが速い。ハンドルをそのままで、体重だけをイン側に倒そうとしたのが悪かった!
いきなり8の字でコースアウトし、教習所埋め込みの街路樹に激突!
アクセルは戻らないし、エンジンを切ったものの、縁石外へ前輪が落ち込みパニックに!
バイクを必死に起こそうとするも、8の字を走っていた教官はあっという間に私の異変に気づき、
駆け寄ってきた。
教官:「怪我はないですか?私がやりましょう。」
重いバイクのハンドルと、タンデムシート中央の革ベルトを両手で持って、一気に路上へバイクを戻し、エンストでプラグにガソリンがかぶってかからなくなってしまったエンジンを、ようやく数回空ぶかしをして元に戻しました。
「すみません。バランスを崩してしまいました・・。」
教官:「ドンマイ、ドンマイ。ここでは多少狭すぎたようです。場所を移して練習しましょう。あくまで体重移動の練習ですから、出来る範囲で構いません。大事なのは安全運転です。まだまだ時間はありますよ。」
このショックで、またまた、この後の教習でもコースは間違えるは、1本橋で連続落ち、スラローム時間オーバーなど、数々のミスを繰り返してしまいました。
これで、転倒は通算5回になってしまいましたが、転倒するたびに大型自動二輪の難しさが理解できてきます。
とにかく重量があるので、ちょっとやそっとじゃものにならない。
改めて教習所に来てよかったと思う部分があります。
難しいものほど面白い。
実際にこの教官も、体力を鍛えるための懸垂は欠かしていませんし、時間がくれば走って現れます。体力がいかに必要か。
身を持って感じた教習でした。
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