2011年12月11日日曜日

大型自動二輪免許 ケースシミュレーション教習

2時間目は、シミュレーションを使ったケース講習。

一般道で走行する場合のさまざまなケースを体験します。

このシミュレーションはHONDA製で、非常によくできています。
交差点に差し掛かると、前方から左折しようとしている対向車が、ある地点にくると、
急に発進しようとしたり、T字路から車が飛び出して来たり、こういう危ない場面を自由に作ることができる優秀なものです。
実際にバイクで走る画面をメインで使いますが、同時に一緒に走っているトラックや自動車歩行者などの視点からも同じように見ることができます。また視点もバイクに乗っているときや上空からの視点も見ることができるので、どのくらいの距離が離れているかや、ブレーキをかけ始めた位置などもわかるので、実車走行とほとんど変わりません。
さて、教官が選んだプログラムであるコースを走ります。自動車免許を持っているので、自動車の感じで走ったので、まあまあ危ない場面は避けられましたが、唯一驚いた場面がありました。前方のバイクについて走っていた時です。

交差点に差し掛かり、自動車と10tトラックが数台信号待ちしています。
前方のバイクは、自動車の左側が空いているので信号の一番前まで自動車をすり抜けていきます。
私もついて同じようにバイクの後ろで停止。

信号が青に変わり、前方のバイクは勢いよく交差点を抜けていきます。
私も引きつづいて出発し、となりの10tトラックが右折したかに見えたのでギヤをセカンドに入れ、
交差点を抜けようとしたとき右折したはずの10tトラックがいきなり左折してきました。
うわっ!と驚いて急ブレーキ!
ギリギリ巻き込まれなくて済みました。

右折したように見えたトラックは、内輪差を考え大きく右に膨らんだ後左折したのです。

解説で教官が、
「危なかったですね。トラックのウィンカーに気が付いていましたか?」
今走った画面は録画されているので巻き戻して検証してみます。
ウィンカーはしっかり左が点滅しています。

教官:「バイクで交差点に進入する場合は2つの選択があります。今のように自動車の左側に止まる方法と、信号待ち車両の最後尾につける方法です。
こんな場合は後者を選ぶのが安全です。
もし前方のバイクがいない場合は、信号待ちの車両の前方に出て見通しを確保できるならその方がいいかもしれません。どんなときも安全な方を選択してください。」

シミュレーションとはいえ、かなりの驚き。
やっぱり自動車と違って生身だから、慎重に運転しないと、と改めて実感しました。

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